我が家では、お正月には神棚の左右へ半紙を敷いた上に、鏡餅を置きミカンを載せて飾っています。昔は杵と臼で餅をついていました。父と母のタイミングの良い声が耳に残っています。今は準備と後片付けが大変で、電動餅つき機へと変わりました。気が付けば、真空パックで保存が効いて一年中食べられる時代になってました。
鏡餅が真空パックですが食べ方があるの?
真空パックは、プラスチックフィルムやアルミなどの気密性の高い素材を用い、食品などを入れて真空状態にしたもので、腐敗や酸化を防ぐそうです。これは、長期保存ができるということなので、便利になったなぁと思いました。我が家で買った真空パックの鏡餅は切れ目がありませんでしたので、はさみでチョキチョキ切って取り出していました。たぶんメーカーによっていろいろあるのだと思います。食べ方ですが、例年ですと1月11日の鏡開きの日に正月の鏡餅を下げ,砕いた小片を雑煮や汁粉に入れて食べていました。真空パックになった時は、取り出して間もないので割ることができませんでした。しかたなく切っていただきました。昔から鏡餅は刃物で切ることは縁起が悪いとして避けて、手で欠いたり木槌でたたいたりして割っていましたが、いまどきそんなこだわりは必要ないし、カビができて食べれなくなるよりいい、との考えもあって切ることに同意しました。こだわる方は、乾燥させてからであれば割れますので、タイミングを見計らってパックをとりはずし、カビができないよう注意しつつ乾燥させてください。
鏡餅の意味や由来を知って鏡開きしましょう
鏡餅ってどんな意味があるのか調べてみました。餅を鏡の形にして、神に供えるものが鏡餅であるそうで、三種の神器の一つ八咫鏡(やたのかがみ)に擬したものともいわれています。鏡餅が現在のような形で供えられるようになったのは室町時代以降のことといわれ、武家では男子が、正月に鎧や兜を飾り、その前に餅を供えた。これが具足餅です。女子は、普段使う鏡の前にそなえたとされ、それが鏡餅の由来という説もあります。神様のためにお餅を供え、縁起のいい日にみんなで食べて、神様と同じものを食べ、その力を分けてもらって一年間幸せに過ごそうと考えていたと思われます。鏡開き古くは1月20日に行われていたが,江戸時代に3代将軍家光の忌日が20日であるため11日に改められたといわれています。11日はいい日なので、ことば遊びなのかと思っていました。覚えやすくてそちらのほうがいいですね。鏡餅は刃物で切ることは縁起が悪いので割って食べますが、割るを開くにして縁起を担いで鏡開きにしたようです。毎年の正月行事なので、おめでたいから食べるとしか思っていなかったですね。
鏡餅の食べ方で注意しないといけない事
私もひやりとしたことがあります。それは、お餅をのどにつかえさせたことです。お茶を飲んでなんとか無事、胃に落ちていきましたが、一瞬ですが死ぬかと思いました。テレビ・新聞などで、お餅をのどに詰まらせ大変なことになっているニュースを見ていましたが、まさか自分がそんな目に合うなんて考えもしませんでした。お餅は美味しいので大きいままかぶりつき、よく噛まずに飲み込むのがクセになっていました。私はそんなことがあってから、少しずつ食べるようになりました。高齢になると、飲み込む力が衰えると聞きます。注意しましょう。万一の場合に備えて、下記を参考にしていただけたらと思います。
●あわてず、急いで救急車を呼びましょう!
119番に電話して「救急です。窒息です。」じっさい、あわてますよね、処置も素人だからできるか不安です。
一番いいのは、のどに詰まらせないよう少しづつ、よく噛んで楽しく食べましょう。
鏡餅パック食べ方と意味由来を知り鏡開き、注意すべき事は?まとめ
・鏡餅が真空パックですが食べ方があるの?
昔から鏡餅は刃物で切ることは縁起が悪いとして避けて、手で欠いたり木槌でたたいたりして割って食べます。こだわる方 は、乾燥させてからであれば割れますのでタイミングを見計らってパックをとりはずしてください。
・鏡餅の意味や由来を知って鏡開きしましょう
餅を鏡の形にして、神に供えるものが鏡餅で、神様と同じものを食べ、その力を分けてもらって一年間幸せに過ごそうと、
1月11日鏡開きに食します。
・鏡餅の食べ方で注意しないといけない事
のどに詰まらせないよう少しづつ、よく噛んで楽しく食べましょう。
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