こんにちは、この記事では「七五三 別の読み方」についてご紹介します。七五三は11月15日に3歳、5歳、7歳の子どもの成長を祝う日本の伝統的な行事ですが、実は地方によって読み方や祝う内容が異なることをご存知でしょうか。また、七五三の由来や服装、品物などにも色々な意味や歴史があるんですよ。今回は、そんな七五三の別の読み方や面白い情報をお伝えします。
七五三は「しめ」と読む?地方や歴史によって違う七五三の別の読み方とは
▼ 七五三という名字があることを知っていますか。この名字は「しめ」と読みます。その理由は、「しめ縄」や「七五三縄」という神事に使われる縄に由来しています。
千葉県に多く見られる名字で、他にも「七五三田」「七五三木」「七五三野」「七五三掛」などの名字もあります 。ちなみに、「しめ」という名字は日本で約1万人ほどいます。
「しめ縄」とは、神社や家の玄関などに飾られる縄飾りのことで、神様を招き入れて邪気を払うという意味があります。元々は稲穂を束ねたものでしたが、後に麻や稲わらで作られるようになりました。
「七五三縄」とは、「しめ縄」の一種で、7本、5本、3本の縄を結んだものです。これは奇数を縁起の良い数と考える中国の思想の影響を受けたもので、7本は7つの星座(北斗七星)、5本は5行(木・火・土・金・水)、3本は3才(天・地・人)を表しています。
次に、七五三の行事自体の別の読み方を見ていきましょう。七五三は元々はそれぞれ別々の行事であり、3歳は「髪置き」、5歳は「袴着」、7歳は「帯解き」と呼ばれていました。
髪置きとは、3歳まで髪を切らずに伸ばしていた子どもが初めて髪を結う儀式です。袴着とは、5歳の男児が初めて袴を着る儀式です。
帯解きとは、7歳の女児が初めて大人用の帯を解く儀式です。これらの行事は江戸時代に徳川徳松(後の第8代将軍吉宗)が幼少期に病気がちだったため、父親が健康を祈って始めたという説が有力です。
その後、武家や町人などに広まりましたが、地方では年齢や祝う内容が異なります。
例えば、福岡県では4~5歳で「ひもとき」、7歳で「へこかき」(少年)/「ゆもじかき」(少女)を行います。
「ひもとき」とは、「髪置き」と同じく髪を結う儀式ですが、「ひも」という言葉は九州地方特有の言葉で髪の毛のことです。
「へこかき」とは、「袴着」と同じく袴を着る儀式ですが、「へこ」という言葉は九州地方特有の言葉で袴のことです。
「ゆもじかき」とは、「帯解き」と同じく帯を解く儀式ですが、「ゆもじ」という言葉は九州地方特有の言葉で帯のことです。
また、出雲地方では3歳=言葉、5歳=知恵、7歳=歯を神から授かることを感謝し、また、3歳、5歳、7歳は子供の厄の一種でもあるという考えがあります。そのため、3歳は「口開き」、5歳は「耳開き」、7歳は「歯開き」と呼ばれる儀式を行います。
「口開き」とは、3歳の子どもに初めてお箸を使わせる儀式です。
「耳開き」とは、5歳の子どもに初めて音楽や物語を聞かせる儀式です。
「歯開き」とは、7歳の子どもに初めて歯磨きをさせる儀式です。
さらに、上方では十三詣りという習俗があります。これは13歳の子どもが成人に近づくことを祝う行事で、七五三と同じく神社や寺でお参りをします。この習俗は近年全国に広がりつつあります。
十三詣りでは、13歳の子どもに「十三参り」と呼ばれるお守りを授けられます。「十三参り」は、「十三夜(じゅうさんや)」という月の名前から来ています。
「十三夜」とは旧暦の8月13日に見える月で、満月よりも美しいとされる月です。この月にお参りすることで、子どもが美しく成長することを願うという意味があります。
以上のように、「七五三 別の読み方」には地方や歴史によって様々なバリエーションがあることが分かりました。七五三は日本の伝統的な行事であり、その読み方や意味に興味を持つことで、日本の文化や風習に触れることができます。
ぜひ、七五三の別の読み方を知って、七五三の楽しみ方を広げてみてくださいね。
七五三の参拝について詳しく知りたい方へ!どこでお参りすればいいのか、有名な神社や地方の風習をご紹介します
▼ 七五三は11月15日に3歳、5歳、7歳の子どもの成長を祝う日本の伝統的な行事ですが、どこでお参りすればいいのか迷っていませんか。実は、どこでお参りしても問題ないのですが、一般的には以下のような選び方をされる方が多いようです。
・ 氏神様が祀られている近所の神社
・ 七五三のお参りに有名な神社
・ お宮参りをした神社
それぞれの選び方について、詳しく見ていきましょう。
まず、氏神様が祀られている近所の神社とは、その地域を守っているとされる神様のことで、住んでいる場所の氏神様にお参りすることで、地域の繁栄や家族の安全を願うことができます。
また、移動時間が少なく、お子様の負担も軽減できます。氏神様は地域ごとに異なりますが、例えば東京都では「明治神宮」や「浅草寺」などが有名です。これらの神社や寺院は歴史や文化にも関わっており、お参りするだけでなく見学する楽しみもあります。
▼ 次に、七五三のお参りに有名な神社とは、多くの人が七五三で訪れる神社のことで、ご祈祷や参拝がスムーズに行えたり、記念写真を撮影するのに適した場所があったりします。
例えば、埼玉県では「川越大師」や「浦和宮」などが有名です。
「川越大師」は「子育て大師」として知られており、「浦和宮」は「子宝宮」として知られています。どちらも子どもの健康や幸せを願う親御さんに人気です。「川越大師」では、「子育て大師像」という石像があり、これを撫でると子育てに良いとされています。
「浦和宮」では、「子宝石」という石があり、これを持ち上げると子宝に恵まれるとされています。これらの石像や石は記念写真にもピッタリです。
最後に、お宮参りをした神社とは、お子様が生まれて初めてお参りした神社のことで、同じ神社にお参りすることで、お子様の成長を伝える意味があります。
また、境内の様子や参拝のマナーにも慣れているでしょう。お宮参りをした神社を忘れた場合は、写真や記録を見直してみると良いかもしれません。
七五三はお子様の成長に感謝し、祈願することが目的の行事です。そのため、どこでお参りしても問題ありませんが、自分や家族に合った選び方をすると良いでしょう。ぜひ、七五三の参拝を楽しく行ってくださいね。
七五三の用語辞典~知っておきたい七五三の由来や着物、祝い方などに関する専門用語とその意味~
七五三とは、3歳と5歳の男の子と3歳と7歳の女の子の成長を祝う日本の伝統的な行事ですが、意外と知らない専門用語がたくさんあります。七五三の由来や着物、祝い方などに関する用語を、それぞれの読み方と意味とともに紹介します。
▼ まず、七五三(しちごさん)とは、11月15日に行われる、子供の成長を祝う習俗です。3歳の男女児は「髪置き」、5歳の男児は「袴着」、7歳の女児は「帯解き」という儀式を行います 。
・髪置きとは、3歳まで髪を切らずに伸ばしていた子どもが初めて髪を結う儀式です 。
・袴着とは、5歳の男児が初めて袴を着る儀式です 。
・帯解きとは、7歳の女児が初めて大人用の帯を解く儀式です 。
これらの儀式は江戸時代に徳川徳松(後の第8代将軍吉宗)が幼少期に病気がちだったため、父親が健康を祈って始めたという説が有力です 。
▼ 七五三では、子供に華やかな着物を着せてお祝いします。この着物を晴れ着(はれぎ)と言います 。
晴れ着は地域や風習によって異なりますが、一般的には男児は羽織袴(はおりばかま)、女児は振袖(ふりそで)や小振袖(こふりそで)などが多いです 。
羽織袴とは、袴(はかま)というズボン状の衣服に羽織(はおり)という上着を合わせたものです 。
振袖とは、袖が長くてひらひらした着物で、大人用と子供用があります 。
小振袖とは、振袖よりも袖が短くて軽やかな着物で、子供用です 。
▼ 晴れ着に合わせて髪飾りや小物も選びます。髪飾りには花やリボンなどが使われます。小物には草履(ぞうり)やバッグなどがあります。
草履とは日本古来の履物で、草や布で作られた台に鼻緒(はなお)という紐がついたものです。バッグとは小さな手提げかばんで、お金や携帯電話などを入れることができます。
▼ 七五三では、子供に千歳飴(ちとせあめ)という飴を買ってあげます 。千歳飴とは、長寿を願う飴で、赤や白などの色で染められた棒状や円筒形の飴です 。
千歳飴は紙製や竹製の筒に入っており、鶴亀や松竹梅などの縁起の良い図案の描かれた千歳飴袋(ちとせあめぶくろ)に包まれています 。
千歳飴は浅草(あさくさ)の飴売り七兵衛(あめうりしちべえ)が売り出し流行した「千年飴(せんねんあめ)」から始まったとされています 。
▼ 七五三では、神社や寺などにお参りして、子供の健康や幸せを祈ります。このお参りを七五三詣(しちごさんまいり)と言います。
七五三詣では、しめ縄(しめなわ)や七五三縄(しちごさんなわ)という縄飾りが神社や家の玄関などに飾られています 。
しめ縄とは、神様を招き入れて邪気を払うという意味がある縄飾りです 。
七五三縄とは、しめ縄の一種で、7本、5本、3本の縄を結んだものです 。これは奇数を縁起の良い数と考える中国の思想の影響を受けたもので、7本は7つの星座(北斗七星)、5本は5行(木・火・土・金・水)、3本は3才(天・地・人)を表しています 。
▼ 七五三詣では、神社や寺でご祈祷(ごきとう)を受けます。ご
祈祷とは、神職や僧侶が子供の名前や生年月日を読み上げて、子供の健康や幸せを祈る儀式です。ご祈祷には料金がかかりますが、お守りや記念品などがもらえます。
ご祈祷は事前に予約することができます。ご祈祷を受けた後は、境内で記念写真を撮ったり、おみくじ(おみくじ)を引いたりします。
おみくじとは、運勢や願い事などが書かれた紙切れで、くじ引きで選びます。おみくじには大吉(だいきち)、中吉(ちゅうきち)、小吉(しょうきち)、吉(きち)、末吉(すえきち)、凶(きょう)、大凶(だいきょう)などの種類があります。
▼ 七五三は日本の伝統的な行事ですが、最近では十三詣り(じゅうさんまいり)という行事も行われるようになっています。
十三詣りとは、13歳の子どもが成人に近づくことを祝う行事で、七五三と同じく神社や寺でお参りします。十三詣りでは、13歳の子どもに「十三参り(じゅうさんまいり)」と呼ばれるお守りを授けられます。
「十三参り」とは、「十三夜(じゅうさんや)」という月の名前から来ています。「十三夜」とは旧暦の8月13日に見える月で、満月よりも美しいとされる月です。この月にお参りすることで、子どもが美しく成長することを願うという意味があります 。
七五三は日本の伝統的な行事であり、その用語や意味に興味を持つことで、日本の文化や風習に触れることができます。ぜひ、七五三についてもっと知ってみてくださいね。
七五三の千歳飴の食べ方とリメイクレシピ~切る方法や割る方法、ホットミルクや飴細工などに使う方法をご紹介~
▼ 千歳飴とは、3歳と5歳の男の子と3歳と7歳の女の子の成長を祝う日本の伝統的な行事・七五三で子供に買ってあげる長寿を願う飴です。
千歳飴は細く長く紅白に染められた棒状や円筒形の飴で、紙製や竹製の筒に入っています。千歳飴は浅草の飴売り七兵衛が売り出し流行した「千年飴」から始まったとされています 。
千歳飴はそのまま一本丸ごと食べるのは難しいですし、小さな子どもに与えるのも危険です。そこで、千歳飴を切ったり割ったりして食べる方法が一般的です。
切る方法としては、キッチンばさみや包丁で切る方法があります 。この方法では、千歳飴を筒から出して、細く切っていきます。切った千歳飴は皿に盛っておきます。
割る方法としては、袋に入れたまま包丁の背や麺棒で叩く方法があります 。この方法では、千歳飴を筒から出さずに、袋の上から叩いて割っていきます。
割った千歳飴は袋から出して皿に盛っておきます。また、電子レンジで温めてから切る方法もあります 。この方法では、千歳飴を筒から出して、耐熱容器に入れて電子レンジで温めます。
温めた千歳飴は柔らかくなるので、簡単に切ることができます。切った千歳飴は皿に盛っておきます。
▼ 千歳飴を切ったり割ったりすると、家族みんなで分けて食べることができます。また、余った千歳飴はリメイクすることもできます。
例えば、ホットミルクや飴細工、煮物や大学芋、キャラメルクリームなどに使うことができます 。ホットミルクには、千歳飴を入れて溶かすだけで簡単に作れます。
飴細工には、千歳飴を温めて伸ばしたり丸めたりして形を作ります。
煮物や大学芋には、千歳飴を砂糖の代わりに使って甘味を加えます。キャラメルクリームには、千歳飴を鍋で溶かしてバターや生クリームを加えて作ります。これらのレシピはインターネットで検索すると詳しい作り方が見つかります 。
千歳飴は縁起物ということもあって、その食べ方にも諸説ありますが、食べ方に決まりはありません。
子どもの健やかな成長をお祝いする七五三の千歳飴の食べ方で、運や縁起が変わるということはないので安心してくださいね。
七五三は日本の伝統的な行事であり、そのお祝い行事に欠かせない千歳飴について知ることで、日本の文化や風習に触れることができます。ぜひ、七五三の千歳飴を楽しく食べてみてくださいね。
まとめ
この記事では、七五三に関する様々な情報をご紹介しました。七五三とは、3歳と5歳の男の子と3歳と7歳の女の子の成長を祝う日本の伝統的な行事ですが、地方や歴史によって違う読み方や風習があることを知りました。
また、七五三の参拝について、どこでお参りすればいいのか、有名な神社や地方の風習をご紹介しました。
さらに、七五三に関する用語辞典を作成し、七五三の由来や着物、祝い方などに関する専門用語とその意味を解説しました。
最後に、七五三で子供に買ってあげる千歳飴の食べ方とリメイクレシピをご紹介しました。
この記事を読んで、七五三についてもっと知ることができたでしょうか。七五三は日本の文化や風習に触れることができる素敵な行事です。ぜひ、七五三のお祝い行事を楽しく行ってくださいね。
【少しでもお役に立てれば幸いです】
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